序章 果実 恭介

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   ドラゴンの固い頭は血に染まった。  「・・・・・・城下町さん」  「大丈夫か恭介!?」  「お陰さまで」    そうか、と少し安堵した表情で笑う。  「城下町さん、やっぱり行くんですか?」  「行くに決まってるだろ。ったく臆病だな」  「こんな所にいたら、そりゃぁ誰だって怖じ気づきますよ!?」  「お前はもとからだろうが」  「でも危険ですよ!ここで命を落としてる人達がたくさんいるって噂ですし」  そう言いながらも先へと進む城下町に恭介は着いていく。  
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