序章 果実 恭介

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   はっきりと光が見えた。  フルーツが光ると言うのは近くに適合者がいる証である。  つまり、恭介はイエローグレープの適合者であった。  軽く小走りになる。  まるでずっと欲しかったおもちゃが手にはいる子供のような感覚がよみがえった。  それを手に取った瞬間なんとも言えぬ達成感が体中を巡った。
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