余生

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余生

その重さを唄い。 尊さを綴る。 復唱。 復唱。 その痛みを諭し。 過ちを閉ざす。 復唱。 復唱。 「下らない。」と、 普通の生活さえ、 上手く出来ないのに、 目を逸らしたまま、 沈黙の明日を選ぶ。 もう、「人」に戻れない焦り、 刻一刻と過ぎ去り。 手に取る価値の問いに、 何も見出せないまま。 俺をこうしたのはお前だ。
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