澄み渡る空に煙

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澄み渡る空に煙

自分を愛してみたい。 失くしたものが降ってくるような気がして。 噛み砕けない知識を飲み、 息をすることを忘れてしまったまま。 伝え切れない今が揺れている。 数え切れない星が瞬いている。 こんなにも綺麗な世界が遠いのは何故。 あの日、青い空、向こう側に見た夢、柔らかな声、 幸せだった。 自分を愛してみたい。 失くしたものが降ってくるような気がして。 でもまだ、それを受け止められる程、 強くなっていないんだけれど。 言葉が生まれないまま揺れている。 信じ切れない己と抱え込んで。 こんなにも「今」が遠いのは何故。 ただ、明日を待つことに慣れたよ。
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