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それぞれの根、それぞれの涙
一滴の涙、どこまでも深い夢。
どうして、座り込んだ俺は立ちあがれない。
このまま全て、終わってくれればなんて。
それでも、きっと足掻くんだろうけど。
眠らない、叫べない、笑えない。
唄にするには、綺麗じゃなくて。
誰からの共感も得ない。
あまりに幼稚な言葉ばかりで、
死にいくそれぞれの涙と解けない。
いつか見た景色、そんな場所なんて無い。
どうして、当たり前の答えさえ、どうして。
生きとし生けるものの外に。
息をし続け、醜く縋り。
誰からの救いも無くて。
あまりに捻じれた言葉ばかりが、
立ち上がろうとする足に絡みつく。
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