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うわぁ。また始まった。
「と、取り敢えず…近藤さんって何処の部何ですか?」
「「「…」」」
む、無視ですか?
って、その前に何か反応しろよ?
「えと…皆さん?」
「さてと、仕事仕事…」
「まぁ!こんなに仕事が溜まっていたのね!」
「…一ノ瀬ちょっといいか?」
「あ、はい」
俺は神矢さんに呼ばれたので神矢さんのデスクに向かった。
「近藤に何言われたんだ?」
何時になく真剣な眼差しで聞いた神矢さん。俺は何事かと思いながらも今朝あった出来事を全て言った。
「………それだけか?」
「あ、はい」
「…なら、大丈夫そうだな。
悪かったな一ノ瀬」
「え?嫌別に大丈夫ですが…」
「まあ、取り敢えず近藤さんが一ノ瀬を迎えに来ると言っていたから此処で待っているといい」
「わかりました」
近藤さんとは一体どんな人なのかこのときの俺は何も分からず近藤さんが来るまで仕事をしていたのだった。
「お疲れ様~」
「あ、お疲れ様です」
「お疲れ様!」
「お疲れ様です」
「お疲れ、一ノ瀬戸締まりだけは頼んだぞ」
「はい。わかりました」
夕方の6時になり皆は帰って行ってしまった。俺も仕事は終わっているので帰れるのだが…
近藤さんがこっちに来ると言っているので帰れずにいるのだ。
(暇だなぁ…)
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