第一章 『出逢い』

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「ばあちゃん、ただいま」 「ああ、お帰り… はーちゃん、先にお風呂 はいっちょれ」 「うん」 二階にあがり右側にドアが一つとその隣にもう一つあり 俺は弟と同じ部屋な為に手前の方のドアを開ける。 ガチャ… 「お兄ちゃん、おかえり?」 「ただいま」 弟の名前は真人(まさと)俺とは 3つ離れていてまだ中学生なのだ。それに、弟は俺とは顔つきが似ておらず可愛い 「お兄ちゃん!先にお風呂入る?」 「ん、あっ、ああ…」 「じゃぁ僕はお兄ちゃんが 上がってから入るね」 「うん…」 顔を赤く染めて着替えを手に持ちこの部屋をあとにする。 (だめだ…理性が…) 小さい頃から、俺は真人が好きだった。 勿論…今でも好きだ。 だけど、どうしてだろうか… 今日初めて合った奴の事が 気になって仕方がない。
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