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「よーし、今日はここまでだ。放課後は部活動を見学するなり、家に帰ってのんびりするもよし自由に過ごしてくれ」
ホームルームが終わり、担任がそう告げると中学校の同級生や短時間で意気投合したもの同士が集まり談笑する者もいれば、他のクラスにいる友人と落ち合う為に足早にクラスから出ていく生徒達もいる。
津田達もその例に漏れず三人で固まって話していると、ふと声をかけられた。
「えっと……綾南シニアの津田君だよね?」
「うん、そうだけど……君ってもしかして、湘南シニアにいた赤澤君かな?」
話し掛けられた、津田は春斗の問いに頷きつつも少し前に抱いた疑問を春斗に投げ掛ける。
「あぁ、そうだよ。県大会で当たったとき以来かな?まさか君達三人と一緒に野球やれるとは思わなかったよ、これからよろしく」
「うん、よろしくね赤澤君」
春斗に対して津田はにこりと笑いながら答え。
「よろしくな、春斗!」
竜二は大きく笑いながら答え。
「これからよれよれお願いしますね、春斗」
円谷は静かに笑いながら答えた。
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