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(´・ω・`)「半ライス大盛り、お待ち。
…ドクオには、こっちの米の方がいいかな」
軽いジョークと共に戻ってきた彼の両手には、米。固形のものと液体のもの。つまりはご飯と酒だ。スーツを素早く畳んだ細身の彼は、酒瓶に拝めるような素振りをする。
(´・ω・`)「さて、と。ブーン。
ひとつ尋ねたいことがある。」
店の主は膝を鳴らし座布団へまたがると、腕組をしながら僕を見る。ぼんじりへ伸ばしていた腕がピタリと止まる。
(´・ω・`)「君は
『生きる意味』がわかるかい?」
( ^ω^)「………。」
神妙な顔つきで僕をみるショボン。いきなり何を言い出すんだおwww、とあの頃の僕なら笑い飛ばすだろう。
しかし、今の僕は笑うこともなかった。
時間が、僕を変えていたんだ。
数本適当に取った焼鳥を茶碗に乗せ、僕は後ろの紙袋を胡坐の上に置く。
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