( ^ω^)

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仮にもし誰一人とも出会わない人生だったら、形としては存在するけど、それは悲しすぎる人生だお。彩りも輝きも放たない作品は、すぐにさびれて、忘れ去られるに違いないお。そうなるべきではないんだお。 だから、僕のピースはバラバラになることなく繋がり、『過去』、『今』、『未来』の僕を形成することができるんだお。ドクオとも、ショボンとも、共通のピースを、手に入れることが出来るんだお。 色々な経験を踏まえたからこそ、僕は次進むべきtravel――人生の道――の幅を広げることが、travelを多様化することができるんだお。試練を乗り越えられるんだお。 それでも、間違うことも失敗することもある。けれど僕は、笑っていられるんだお。何度も何度も、立ち上がることができるんだお。 そして…… そして[生]という『始まり』のずっとその先、けれど確実に近づいてくる[死]という『終わり』に到着した時、初めてこの『内藤ホライゾン』って作品が完成するんだお。発展を止めるんだお。 残念ながら、僕自身はその作品の評価をすることも他人の評価を聞くことも出来ない。僕ではあるけど、僕ではないから。 けれどきっと、きっと僕の、僕独特の形をした『内藤ホライゾン』という作品を、みんなと共に作り上げた最高傑作を、まだ終点へ辿り着いていない人達が、高く評価してくれるはずだお。 その時に、一人でも多くの人に笑っていて欲しいから、『内藤ホライゾン』という男は確かに存在して、出会えて良かったと言って欲しいから、そして何より自分自身が、生きてて良かったと言えるために、生きるんじゃないかお?悔いの残らないために、全力で人生を送るんじゃないかお?
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