日常

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黒板に、歴史上あったことを次々に書いてゆく母さん。そして、字を書き終え、こちらを向いた。 「はい、皆さんここは歴史上一番大事な部分ですので、確実に覚えてください。」 「はーい。」など皆適当に返す。 「では、教科書を読んでいきます。旧世紀1892年、アクア星系に"神"と名乗る者による攻撃がありました。当時の、軍事力は今より優れていたにも関わらず、第一次防衛ラインが破られ、星系内の進入を許してしまいました。軍は、自分たちの今の技術では、歯が立たないと焦り始めた頃、高谷 佑(たかや ゆう)と言う人物が現れ、見たこともない技術を使い敵の第一陣を撃破したとされる。」 「はーい、先生。しつもーん。」 母さんの、教科書を読んでいる最中に、達哉が手を上げた。 「何、達哉君?」 「今出てきた、高谷 佑は何で軍よりも強い力を持っていたんですか?」 「良い質問ね。」と言い、笑顔で皆の方に向いた。 「さて、達哉君が言った質問ですが、皆さんは高谷 佑が何故力を持っていたと思いますか。」
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