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「もう、悠君、優美ちゃん、いい加減にしなさい!」
凛とした声が屋上に響いた。
「今日は、私の友達の妹さんも来てるんだから、喧嘩は止めて。」
「「は、はい。」」
今、俺と優美を怒っている人は俺の姉である、赤坂 宇美(赤坂 うみ)である。
成績優秀で、現在は全国模試のトップである。
性格は、やさしくてとても弟思い。しかし、弟に何かしたらその人は生きて帰ってこれないなどの、謎の噂がある人でもある。
「悠君、聞いてる?」
「は、はい!」
どうやら、また考え事に意識が行っていた様だ。
「悠、お前大丈夫か?今日だけで、呆けるの何回目だ?」
達哉が、心配そうに顔を覗かしてきた。
「大丈夫だよ!ちょっと、考え事してただけだよ。」
「そうか、あまり呆けるなよ。宇美さんが、お前を心配し暴走始めるから。」
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