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残りの桜が舞い散る中、水葉のその姿はとてもかわいく見え、不覚にも俺はドキッとしてしまった。
「これからもずっと、私の傍にいてね!」
その笑顔はとても輝いていて、俺の顔が赤くなっていくのがわかる。
やばい、目が合わせらんねぇ。
「あ、当たり前だろ!」
焦って返事をした為、声が裏返ってしまった。
は、恥ずかしい……。
「ふふっ。それじゃあ、家まで競争しよっか!」
「あ、おい!ちょっと待てって!」
元気よく走り出す水葉の後を急いで追いかける。
まだしばらく、この関係は終わりそうにねぇな。
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