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「ここが都会かぁ!」
雄佐が事務所で叫んでいるのと同じ頃。
都内にある大きな駅を背にして少女、赤西瑛梨華は叫んでいた。
その後ろからさらに2人の少女が現れる。
「瑛梨華しゃん、待って欲しかぁ!」
「瑛梨華さん…張り切り過ぎですよ…。」
「もう、すーちゃんもきょーちゃんも…せっかく新幹線でここまで来たんだよ?もっとテンション上げていこうよ!」
最初に声をかけたすーちゃんというのは上田鈴帆、きょーちゃんの名前は五十嵐響子という。
「それで…これからどうするんですか?」
「へ?響子しゃん…新幹線で考えといてくれんかったと?」
「瑛梨華もそのつもりだったんだけど?」
「え……えぇぇぇ!?」
ちなみにこの3人、出身は別々で途中の駅でばったり会い、意気投合して今に至るのである。
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