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「くっそー、そんな簡単にアイドルになりたい子なんて見つからないよ…。」
数十分後…雄佐はぶつぶつと呟きながら街中を歩いていた。
すると、
「(ドンッ)あ、すみません。」
「……大丈夫ヨー。」
赤いチャイナ服の少女にぶつかった。
思わず頭を下げる。
しかしチャイナ少女は気にかけず、一声かけて去っていった。
「なんだよ…もう。」
去った後ろ姿を見て、またつぶやくと…
「捕まえてくださぁぁぁぁい!!」
「へ?」
今度は前から女の子の大声がした。
そして、
「どけぇ!」
「うおっ!?」
前を向き直した瞬間、男がドカッとぶつかり…雄佐は尻餅をつく。
「……てめぇ…待てやぁぁぁぁ!!」
すぐに立ち上がり、度重なることに苛立った雄佐は男を追い掛けていった。
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