〈1〉男性視点

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 隣のOLは次を待つようで、電車の窓越しにじっと俺を見ていた。  さっきからちらちらと俺を見ていた彼女だ。  これは、俺に気があるか?  ひとりニヤニヤとほくそ笑んでいると、アナウンスと共に電車が動きだす。 ――また、目の回るような一日が始まる。
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