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「じゃあ次……
先に男をやっちまうか」
いや、なに嶋崎先生の発言を知らんぷりして現実逃避しようとしてるんだ新堂よ。
「新堂、お前男だろ」
「あ、ごめん。
ちょっと考えごとしてて」
俺の声かけでハッとしたらしく、慌てて立ち上がった。
「あっと、僕も嶋崎先生に魔術を放てばいいんですか?」
「そうだな……いいぞ。
それと白坂先生、時間かかってしまうのでここは半分ずつ分担しましょうか?」
「そうですね。
じゃあ、出席番号の16番以降の人は私に付いてきて。ちょっと離れた場所で見せてもらうから」
すると白坂先生と約半分の生徒が少し離れていった。
「じゃあ新堂いつでもいいぞ」
「あ、はい。
来てシルフィーナ」
新堂も俺と同じ様に虚空に魔方陣を展開させた。
そこからは俺の時とは比べ物にならない程の強大な魔力が放出されている。
セリやリアに一歩届かないが、新堂の精霊もかなり強力だ。
学内ランキング100位台は伊達じゃない。
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