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「いっくよー!
『風華嵐撃』!」
可愛らしい声と共に発生したのは竜巻。そして三日月を描いた風の刃が数百と出現。
10歳くらいの女の子が放出した技とはおもえないくらい凶悪だった。
「いっけー!」
合図と共に全てが嶋崎先生に突撃していく。物凄い轟音と風圧だ。
こっちにまで影響が現れている。
正に風の裁きと表現出来るような怒涛の攻撃魔術だ。恐ろしい。
先生は大丈夫なんだろうか。
視界を移すと先生は口を動かしていた。そして虚空に魔方陣が展開される。
流石に精霊を呼び出さないとまずいのだろう。
瞬間ーー
文字通り嵐のように刃や竜巻が先生に衝突していく。
雷にも似た轟きをあげ、湯水の如く溢れる風の刃が次々と飲み込まれていった。
しかし新堂の奴容赦ないな。
まぁ、手加減したらしたで評価が下がるからな。しょうがない。
そして約2分程で攻撃が止んだ。
砂煙が舞い上がり先生の様子が確認出来ないが、無事だろうか?
けっこう厳しい気もするが……
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