2.アテリア精霊学園

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「おや。  そっちも終わりましたか白坂先生」 「ええ。  一度休憩にしましょうか」 「そうですね。  じゃあ15分間休憩だ。15分後に整列してるように」  そう言い残し、ダブルSのお二方は授業に関することを話始めた。  まぁ、確かに始まってから1時間以上経ってるし当たり前か。  厳しいとはいえ、流石に休憩時間は設けてくれるのだ。  女の子達は雑談を交わしながら水飲み場の方へ。  さてと俺も行くか。美少女達が濡れないように髪をかきあげながら水を飲む姿を見に。 「俺達も水を飲みに行こうぜ新堂」 「そうだね」 「だが許しません」 「なんで!?」 「自分の顔を鏡で見てから文句を言いやがれです」  つまりリアは俺の顔を見ただけで全ての思惑を見破ったってのか? 「ここは強行突破……!」  俺の願望を叶えるため、一目散に走り出す。  うはは。俺の勝ちーー 「にはなりませんね」  後ろにいるはずのリアが目の前に。  何が起こった?
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