2.アテリア精霊学園

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「私語をするな月宮とサフィレンス!」 「ご、ごめんなさい!」 「すみません」  雷のような叱りがが飛んできたので、大慌てで口をつぐむ。  心臓が跳ね上がったよ。 「全く……」 「嶋崎先生、そういう時は無視しておくのがいいですよ。  卒業出来ようが出来まいが私達には関係ありませんからね」 「いや……  流石にそれはどうかとーー」  嶋崎先生も引いていた。  先生としてその発言はどうかと思いますよ。  すると白坂先生は微笑を浮かべたまま嶋崎先生に何かを耳打ちした。 「というわけで、早速始めましょうか嶋崎先生」 「そうですね」  何が「というわけ」なの?  意味がわからないんだけど。
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