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「それじゃ、グループごとに広がれ。
私と白坂先生で順番に結界を張っていくから、結界が出来たグループから始めろ。
解っているとは思うが、1人は必ず審判をやれ。それと骨折くらいなら半日で治るが、なるべく怪我はさせるなよ」
「頭が吹き飛んだりしたら、治るか解らないからね」
いや、それは死んじゃうでしょう普通に。
それにブラック過ぎますよ白坂先生。笑顔なのが更に拍車をかけてくるし。
「灯香、骨折くらいなら治るらしいですよ」
「……本気でやるなよ?」
「でもそれだと説明してくれた先生に失礼になるじゃないですか」
「真顔でなに言ってんの!?」
おそろしい。
ロザリオを懸命に宥めながら、適当な場所へと移動した。
数分経つと、嶋崎先生がやって来て結界を張っていった。
去り際に「きちんと見てるから真面目にやれ」と注意された。
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