2.アテリア精霊学園

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「それじゃあどうする?  まず灯香君とリアさんでやる?」 「ちょっとまーー」 「そうですね。ワルキューレも問題ありませんね?」 「はい。もちろんです」 「いや、ちょっ……」  殺されちゃうよ俺。  逃げたいけど、逃げたら逃げたで嶋崎先生に何されるか解ったもんじゃないし……  前門の虎後門の狼状態だよ。 「いきますよ、灯香」 「ええ……ツクヨミまで?  マジで? やるの?」 「当たり前でしょう。  ワルキューレ」 「承りました!」  早速突っ込んで来たよ。  まぁ、こっちも時間稼ぎしてる間に念のための準備をしたからな。  実力差がありすぎるから、頭を使わないと死んじまうし。 「はあっ!」  ワルキューレは流麗な動きで俺とツクヨミに対し、日本刀を横に一閃。  瞬間ーー 「っ!  これは!」  彼女は霧無動を使用して主の元へ。  今の一瞬で見抜かれるとは、やっぱり凄い。
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