2.アテリア精霊学園

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「それでセリは何しに来たんだ?」  弁解しても時間の無駄だろうから、さっさと用件を聞こう。  長く付き合っていけば俺が変態じゃなく、紳士であると気付くだろうからな。 「スーパーに一緒に行くために私が呼んだんですよ」 「そうよ灯香。  あんたにきちんとご飯を作ってもらわなくちゃいけないからね」 「つまりデートか」 「デートですね」 「そうーー  って、違うわよ! ただ一緒にスーパー行くだけよ!  リア先輩もなに言ってるの!」 「お茶目な冗談ですよ」 「だからサンドイッチデートだろ。  おいおい。俺のことをそんなに好きだからって争うなよ」 「だだだ誰があんたなんか好きになるか!」 「流石童貞ですね。  コンビニでお釣りを渡されるときに手を握られただけで、気があるんじゃないかと思う人種ですか」 「いや、それくらいは違うと解ってるよ。  それよりデートへ出発だ!」  さぁ、行こう。ヘブンへ!
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