2.アテリア精霊学園

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「それで俺も一緒に遊園地に行っていいのか?」 「か、勝手にしなさいよ! バカ月宮!」 「ツンデレ頂きました!」 「誰がツンデレよ!」  まだ否定してるのかよ。  銀髪。ツンデレ。照れ屋なんてあざとい属性ばっかりだな。  だが、そこがいい! 「灯香、セリ。  いつまで店の前でイチャイチャしてるんです? 早く入りましょう」 「イチャイチャなんてしてないわよ!  この月宮が勝手に喋ってるだけなんだから!」 「解りましたから入りますよ」  そのままリアは一足先に店内へ。  俺たちも追いかけるようにしてドアをくぐった。  店の中は主婦と思わしき人が多く、買い物かごの中には野菜や肉など、生活感溢れる食料が入っていた。  もちろん俺のように自炊している学生の姿もちらほらいるので、場違いという訳ではない。
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