8351人が本棚に入れています
本棚に追加
/427ページ
「それで俺も一緒に遊園地に行っていいのか?」
「か、勝手にしなさいよ! バカ月宮!」
「ツンデレ頂きました!」
「誰がツンデレよ!」
まだ否定してるのかよ。
銀髪。ツンデレ。照れ屋なんてあざとい属性ばっかりだな。
だが、そこがいい!
「灯香、セリ。
いつまで店の前でイチャイチャしてるんです? 早く入りましょう」
「イチャイチャなんてしてないわよ!
この月宮が勝手に喋ってるだけなんだから!」
「解りましたから入りますよ」
そのままリアは一足先に店内へ。
俺たちも追いかけるようにしてドアをくぐった。
店の中は主婦と思わしき人が多く、買い物かごの中には野菜や肉など、生活感溢れる食料が入っていた。
もちろん俺のように自炊している学生の姿もちらほらいるので、場違いという訳ではない。
最初のコメントを投稿しよう!