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ーー
そんなわけで3人揃って、例のコンビニへやって来た。
確かにリアの言う通り、公衆電話が設置されている。懐かしく感じるのは俺だけではないはず。
誰かと口裏合わされたらたまったもんじゃないので、魔術省の電話番号は俺が入力することにした。
更に代表と話をするとのことなので、幹部の名前はもちろん、自らの生年月日や魔術省が設立された日、その時の総理大臣など。知ってて当たり前の質問をすることにしている。
これで駄目なら潔く諦めるさ。
女々しい男は女の子から嫌われるしな。
それにセリ以外の2人が復活したときにも、また呼び出されるかもしれない。
ハーレム形成に大きく前進するぜ。
にゅふふふ。
「セリさん、大変です。
灯香の気持ち悪い顔が更にキモくなってます」
「うわ。確かに」
「きっと一緒に仕事するときに、暗闇を利用してセリさんに抱きつこうと考えてたに違いありません。
あわよくば、そのまま押し倒してーー」
「なっ!」
まるで爆発したかのごとく、真っ赤になるセリ。
ふむ。いいね。
「ふ。それは違うなリア。
前にも言ったが、そういうのはお互いの気持ちが大事だ。女の子が大好きだからこそ、大切にするんだよ」
「なるほど。
しかし抱き付くのは否定しやがらないんですね」
「当然! どっかのラノベ主人公みたいに変な転び方をするかもしれないだろ? むしろセリから抱きつく可能性すらある」
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