1.精霊使い

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 声の主の方に振り向くと、見かけない女の子が立っていた。  背中まである流麗な銀髪。  ちょっと気が強そうな瞳に小さなお顔。  背は150センチくらいだろうか? けっこうな小柄だ。  年は……俺の一個下か。  ネクタイが緑色だからな。  ちなみに俺は青。3年生が赤だ。  しかしまぁ、女子の制服は可愛いよな。  白いブラウスに黄色のスカート。学年ごとのネクタイ。頭には洒落た帽子ときたもんだ。  男は紺のブレザーにズボンだけだってのにさ。  完全に差別されてるよな。  まぁ、女の子がより可愛いくなるなら許すけど。  くっ! 無風なのがおしまれる!  ラッキーハプニングの確率ゼロじゃないか! 「見たところ1年生みたいだけど、もう入学式がはじまるぞ。  もしかして迷ったのか?」 「う、あの……その……  私は迷ってなどいません! ただあなたが講堂にいくと言うのであれば、一緒に行ってあげても構わないわよ」  よし。この女の子はツンデレと見た。  いやぁ、いいね。リアルツンデレ。興奮しちゃうよ。  是非とも俺のハーレムの一員にしたいね。
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