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「しょうがないじゃない。アンタがあんまりにも面白そうな顔して読んでるだもん、こっちだって気になるわよ。 文句があるなら、アンタのその面白い顔をどうにかしてからにしてくれない?」 「ギャグ漫画読んで笑っちゃいけね~ってか? お前も、口が減らないなああ!? どうしたらそんなに次から次へと憎まれ口が叩けるんだよ。 え? 何級だ? お前は憎まれ検定、一体何級なんだ?」 「よく言うわ! アンタだって、こんなうら若き乙女を前にして、よくも平気で鼻ほじったり、屁こいたりできるわよねえ? 何位よ! 世界マナー違反選手権第何位よ!」 「なんだよ、その世界なんとか選手権ってよおお! 何年に一度開催されてんだよ! 今年はアテネか!?」 「ちょっとうるさい! 今いいとこなんだから、 話かけないでよ! っていうか、いいから早く綿棒取ってよ、この『万年彼女いない暦=年齢男』が!」 「そういうお前こそ、女は結婚するまでヴァージン守るって言ってりゃ偉いと思ってるかもしれないけどな、捨てたくても相手がいないだけだって事はばれてますから、残念でした! ほら、これで耳だけじゃなくて、穴と言う穴をせいぜい綺麗にしとけ、蜘蛛の巣女が!」
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