―第1章― 進むべき道、中谷 蓮

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「…でよお、これがまたおもしれーんだ!!ま、俺はゲームだけは強いからな~」 「ああ…そうだな」 病室の窓から見える澄んだ青空。雲一つない。 俺は今そんな空の元、休養をとっている。 これまで、色々あった……。 だからこそ、立ち直るにも立ち直れない。 そして今日はクラスの友達が見舞いに来てくれている。 「…だからさ、蓮。お前もやろうぜ!!学校閉鎖になってつまんねーんだ!!」 「ありがとう…考えてみるよ」 「ああ!じゃ、俺は帰るな!!」 扉からクラスメイトは出ていった。 「…………」 ただただ、時間だけが過ぎていった。
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