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俺は何となくテレビをつけた。
今日本で起きている殺人は~……
俺はテレビを切った。
唯一戻ってこれた、という俺。
あれからやたらと聴取にくるが、全て拒否。
何故か?それはただただ俺の自己中。思い出したくないだけ。
裏切り、裏切られ、殺し、殺され…
しかも話したからといって政府が何をできるってわけでもない。
話すだけ無駄だ。信じてくれないだろうし。頭イカれてるだけじゃねぇか?とか思われておしまいだ。
「ハァ……」
「またため息?」
俺のため息に続いて聞こえた、幼い声。
隣の病室の男の子だ。中学一年生。
「ああ…」
「大変だねぇ、蓮兄ちゃんも」
「ああ…」
「僕でよければ話しも聞くからさ!!ね!元気出して!」
「ありがとう、零樹」
へへっ、と笑う声が聞こえた。
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