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「報告します。区間5においてクロニクルの小さい軍隊を確認しました!」
「なんだって!?」
僕は机に立て掛けてあった刀を手にとってすぐに扉に手をかけた。
その時だった。
「何の意味があんの?」
後ろから聞こえた昔、聞き慣れた声。
冷静さと小さな威厳を持った、銀城さんみたいなしゃべり方だ。
僕は反射的に後ろを振り向いた。
そこには黒コートで体を覆った洋平君の姿があった。
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