闘いの生

9/13
前へ
/302ページ
次へ
「驚きなさい、蓮君」 部屋に入った途端に銀城さんはめちゃくちゃ上機嫌そうに言った。 「とうとう完成しましたよ?あなたとレウの世界を正式に繋ぐための機械が!」 「え、本当ですか!?…でも、正式に、とは…?」 銀城さんは椅子から立ち上がる。 「いいですか?君が前にあちらに行けたのは、何らかの強い力が働いたに過ぎないのです。そのため、刀も充分に力を発揮できなかった」 銀城さんは続ける。 「しかし、あちらの世界とこちらでは全く違うが、根本では同じなのです。なぜかと言うと、この世界の歪みがあの異世界を作った他ないのですから」 ここで俺は1つの疑問がわいた。
/302ページ

最初のコメントを投稿しよう!

102人が本棚に入れています
本棚に追加