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「驚きなさい、蓮君」
部屋に入った途端に銀城さんはめちゃくちゃ上機嫌そうに言った。
「とうとう完成しましたよ?あなたとレウの世界を正式に繋ぐための機械が!」
「え、本当ですか!?…でも、正式に、とは…?」
銀城さんは椅子から立ち上がる。
「いいですか?君が前にあちらに行けたのは、何らかの強い力が働いたに過ぎないのです。そのため、刀も充分に力を発揮できなかった」
銀城さんは続ける。
「しかし、あちらの世界とこちらでは全く違うが、根本では同じなのです。なぜかと言うと、この世界の歪みがあの異世界を作った他ないのですから」
ここで俺は1つの疑問がわいた。
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