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「銀城さんはレウのいた世界に行ったことがあるんですか?」
「…いえ、正直ないんですが…昔の文献でわかったことなんです。それよりも」
「要するに言いたいことは、あちらの世界を平和をもたらすことでこの世界にも平和…つまりは私達がクロニクルに勝つことが出来ると思うのです」
「でも…一回行ったらどう戻るんです?」
「それがこれですよ!」
銀城さんは携帯電話のようなものを取り出して机に置いた。
「これは、あちらの世界に行くための交信機器です。これを使えばいつでも行き来できます」
彼は偉く誇らしげに言った。
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