prince-sと呼ばれて

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うん。と頷いた千春。 「女のフェロモンは、男を誘う為のものじゃない? それを間近で巻き散らかされると。私の女の対抗心かな?刺激されて、いつもイライラ、ピリピリして来てさ。そのバランスを保つ為の努力が、大変だったわ。」 なんだろう。理解出来るような、出来ないような話だな。 「フーン。で、どんな努力したんだ?」 俺の問い掛けに、千春はサラッと 「彼氏に抱いてもらってた」 また、可愛らしく笑いながら答える。 今度は、ビールを口に含んでないから。吹き出さなかった俺。 「ついでに。少しは胸が大きくなるかと思ったけど。 効果はなかったかな。」 千春の手が、自分の胸を軽く押さえてる。 つられて、俺も控え目な胸を見ながら。 ようやくビールを呑み込むことが出来た。
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