イケメンとツンデレと彼女

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教室に入ると直ぐ様机に座っている歩に話しかけに行った。 「おはよう、歩。明日デートしよう」 「帰れ」 「つれないこと言うなよー!」 冷たく突き放すように言った歩に擦り寄ると案の定ドン引きされた。 だけど山口圭介はそれぐらいでへこたれるヤツじゃなのさ! とか言ってみたりして! 「それで、百合ちゃんとは…」 「改めて会うことになった」 「…そうか」 嬉しさと悲しさが混ざり何とも言えない複雑な表情で呟いた。 俺は百合ちゃんを応援する 今だに諦めきれていない歩の、精一杯の強がり。 百合ちゃんのことを一番に考えている歩が健気で、だけど反面まだ想い続けている歩に呆れている。 俺が言える立場じゃないって分かっているけど 簡単に未練もなく捨てた百合ちゃんが許せない 歩を傷付けて、自分は新しい男へと走る。 こうなったら、百合ちゃんには少し懲りてもらおう
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