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「歩!!!」
「え?あっ、百合ちゃん!?」
家の前には腕を組んだ百合ちゃんが仁王立ちで立っていた。
「どうしたの?」
まだ君が好きなんだよ
やっぱり
諦めきれない
「圭介くん、付き合ってる人でもいるの?」
―――言えない
言えるわけない
まだ好きだって
きっと困らせるから
「いないよ…あいつ、欲しいって言ってたし」
「そう、そうなんだ。じゃあさ、協力してよ」
「協力?」
「だって仲いいんでしょ?」
嫌だ…嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ
「うん」
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