イケメンと爽やか

6/19

230人が本棚に入れています
本棚に追加
/77ページ
「なぁ、こっそり抜け出さね?」 「え?あぁ、いいよ」 仲間の隙をついて彼は風太の手を引いて路地裏へと入った。 「他の奴等にとられる前に俺がっ…」 「何言っ…んっ」 どんっ 壁に押し付けると強引に唇を奪った。 「やっと素直になったな」 「はぁ…?」 「お前がなかなか言って来ないからさ。ちょっと意地悪したくなった」 「はぁ!?おまっ、最低だな!!」 「そんなに怒んないでよ」 「ふざけん…」 以下妄想でお伝えしました。 その後二人はラブラブになるんですよ、絶対。 あばばばば 「けーい!どうした?」 「え?あ、いやなにも」 あっぶねー! また悪い癖出た 妄想しだしたら止まんないんだよな 周りの声とか聞こえなくなるから不便 「なぁ、俺、一度けいの家に行ってみたいんだ」 「家?すぐそこだし、来るか?」 風太くんは嬉しそうに笑みを浮かべて頷いた。 あれ…? 何気にわんこの素質あり? 「じゃあ、またな!」 「マジで行くのかよ」 「今逃すと次なさそうだからな」 風太くんはヤンキーに手を振って、先に歩き出していた俺の後を追った。
/77ページ

最初のコメントを投稿しよう!

230人が本棚に入れています
本棚に追加