アセリア暦4195年

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街の広場の噴水前に来た。 レティ「お~い、カルティス~!!」 カルティス「レティ、おはよう!!今日もガンガン集めようぜ!!」 レティはカルティスの後ろにいる少女に気付いた。 レティ「あれ?セフィーちゃんも行くんだね♪」 セフィー「うん♪お兄ちゃんに格闘技を習ったから、そろそろデビューしようとね」 レティは、親友のカルティスとその妹セフィーと共に街を出た。 カルティス「そういや、ミッドガルズで、何だかど偉いモンを作ってるみたいだな」 カルティスが、朝食を頬張りながら言う。 レティ「あぁ、何か魔科学っていう物を研究してるっぽいよ」 カルティス「それで、ダオスが倒せりゃ良いな」 セフィー「お兄ちゃん…ポロポロ溢れてるよ…」 セフィーは、食べながら話し、食べかすをポロポロ落とす兄を見て呆れた様子だった。 そして、フレイランドの北部のオアシス付近でバジリスクが現れた。 レティ「出た!!」 カルティス「よっしゃぁ!!」 レティとカルティスはいつも通りに攻撃を仕掛けた。 セフィー「うっひゃ~!これがバジリスク!?」 セフィーも少々緊張しながら攻撃を仕掛けた。 ものの数分でバジリスクを倒した。 レティ「セフィーちゃん なかなかやるじゃない♪」 カルティス「だろ?コイツの蹴りは最強だからな(笑)」 セフィー「えへへ。お兄ちゃんに教えられた通りにやっただけだよ。」 セフィーはみんなに誉められ嬉しそうだった。 セフィー「レティ。バジリスクのウロコってもしかして、コレ?」 レティ「うん!コレだよ!」 セフィーが辺りを見回し、バジリスクのウロコを見つけた。 カルティス「バジリスクのウロコは、傷の特効薬なんだよ」 セフィー「へぇぇ…だから高く売れるのね?」 セフィーは兄から説明を聞きそう呟く。 カルティス「そう…そして、入手困難だったりするんだよな~」 レティ「そうそう……バジリスクと戦ってもバジリスクが落とさない時もあるんだよね」 レティ&カルティス「「ハマる時は大ハマリだから、あん時はきつかった!」」 レティとカルティスは、思い出したようにげんなりした表情をして声を揃えて言った。 セフィー「そんなに入手困難なんだね…… でも、ラッキーじゃん!1コ取れたんだから♪」 セフィーは満面の笑みで二人に言った。
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