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太陽が真ん中に登った頃
レティ「よ~し♪これだけ集まったから、今日は終わり!!
セフィーちゃんもいる事だし、オリーブヴィレッジでお昼ご飯食べよっか!!」
カルティス「そうだな!もう昼だし、たまには遠出して食うか♪」
セフィー「もう お昼だもんね!オリーブヴィレッジに行くの久しぶりだな~。」
三人はフレイランドにあるオリーブヴィレッジという村に向かった。
-オリーブヴィレッジ-
お店に入り、注文をした。
レティ「私は辛いカレーで」
カルティス「俺も」
セフィー「私も同じヤツを」
三人は同じヤツを注文した。
カルティス「う~ん!美味しい♪」
セフィー「カレーは辛くなくっちゃ!」
レティ「スパイスが聞いてて最高~♪」
みんなでカレーの味を堪能してた時に、一人の男性が駆け込んできた。
男「た…大変じゃ!!!!ハーキュリーが!!ハーキュリーが!!」
おじさんが荒い息をしながら言う。
セフィー「おじさん、ハーキュリーがどうしたの?」
セフィーがおじさんに訊く。
おじさん「あんたら、ハーキュリーの者か…。街を出ていて良かったな…」
レティ「え?何かあったんですか!?」
レティがすかさず訊く。
おじさん「あぁ…ハーキュリーはモンスターに襲われて…」
カルティス「何だってぇ!?」
カルティスがビックリして立ち上がる。
おじさん「そうじゃよ。儂は行商人で敵の隙を見てハーキュリーから脱出したんじゃが…モンスターはダオスの手下の様じゃった。」
ダオスの名が出たとき、店内のざわめきが大きくなった。
客A「ダオス!!」
客B「オリーブヴィレッジは大丈夫だろうか…」
客は口々にそう言い、ダオスを恐れた。
レティ「みんな急いで帰ろう!!」
カルティス「あぁ!」
セフィー「うんっ!!!!」
店主「お前さんら…お代は良いよ。それからコレを持ってお行き。」
店主はそう言い、セフィーに作ったご飯を小分けにした箱に入れてくれた。
レティ「おばさん…お代はいつか返しますんで…」
店主「良いって、良いって!!ハーキュリーに戻るんだろ?子どもが気にすんじゃないよ!!」
レティがそう言うと、店主がレティの背中を軽く叩き、店から送り出した。
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