アセリア暦4195年

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カルティス「不味いな…夕方過ぎたぞ(汗) ハーキュリーに戻る時、だんだん暗くなってきた。 レティ「あぁ…しかも、モンスターも増えたな……」 カルティスとレティが考え込む。 セフィー「まさか…バジリスクが連続して出てくるとは…」 セフィーもくたびれながら言う。 レティ「確か、あそこのオアシスにおじさんの知り合いの商人がいるって言ってたから、そこに行こう!」 カルティス「あぁ!!アイテム補充しないとな」 セフィー「そこで水を汲もう」 レティの提案にみんな賛成した。 オアシスに着き、アイテムを補充し、水も汲んだ。 カルティス「店のおばちゃんがくれたご飯食べよう!!」 食事も終えオアシスを出たときは、空に月が登っていた。 そして、三人は一気に砂漠を抜け、島を渡りハーキュリーに着いた。 セフィー「まだモンスターが!?」 セフィーが街の様子を見て叫ぶ。 レティ「私、家に行ってくる!!ミルドレットがいるから!!」 カルティス「あぁ、俺たちも家に帰る!!」 レティとカルティス達は別れ、それぞれの家に向かった。 家に入ると、中は荒らされていた 。 レティ「みんな、居たら返事してっっ!!」 返事は無く、レティは何度も言った。 そして、何回目か言った後に弱々しい声が聞こえた。 ミルドレット「お………姉ちゃ…ん」 レティ「ミルドレット!?」 レティは声がした方に向かった。 そして、そこには倒された家具とベッドの間に挟まれ 身動き出来ない弟がいた。 レティ「ミルドレット!!大丈夫!?」 ミルドレット「うん……だい…じょう……ぶ。お母さんが……あいつ…らに…殺され…た」 ミルドレットは、荒い呼吸をしながら姉に伝えた。 レティ「ミルドレット、回復する薬があるから飲んで!!!」 レティは、補充したアイテムの中から、回復する薬を取り出した。 ミルドレット「お…姉ちゃん 僕………もう…眠たい。…………僕の………机にーー……………」 ミルドレットはそう言い 目を閉じた。 閉じた目は もう二度と開くことが無かった。 レティ「ミルドレットーーー!!!!!!!!」 レティの泣き叫ぶ声が暗い空間に響き渡った。 そして、レティは、倒されたドアの下から母親の遺体を見つけた。 レティ「母さん!? …か、母さぁぁぁん!!!!!!!」 レティは泣き叫んだ。 そして、家中探したけど父親・マティウスだけは見付からなかった。 レティ「父さんはどこに!?」 レティは、不安になった。
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