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二枚目をレティは読み始めた。
これは マティウスが書いた物らしかった。
マティウス「レティ、ミルドレットへ…
この手紙が読まれている時、俺はもうこの世にはいないだろう。
今、世界にはダオスが君臨している。
俺の先祖は、過去に…五十年も前にダオスを倒した英雄だ。
だから、その血筋の俺たちもダオスを倒す研究をしていた。
ダオスは魔術でしか傷付かない…
ダオスを倒した先祖は、エルフの血を引いていたらしく、魔術が使えたそうだ。
しかし、魔術だけではやはり危険だ。
精霊の力を借りたり、癒しの力が必要だと私は気づき、研究していた。
俺が見つけた指輪……アヴェンチュリンが役に立つハズだ。
台所の引き出しの底を剥いだらそこに 入っている。
私たちの無念を晴らすために、ダオスと戦ってくれ。」
レティは、二枚目の手紙を読み終えた。
レティ「魔術でしか傷付かないか……私は魔術使えるし………ダオスは絶対に許さない!!!!!!!!!!」
レティは、ダオスと戦う事を決め、父親の手紙に書かれていた指輪を取るため、台所に向かった。
台所の引き出しの底を全て剥ぎ、アヴェンチュリンの指輪を手に入れた。
そして、荷物をまとめ、家族たちを弔い、家を後にした。
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