あとがき

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真っ昼間の青を泳ぐ、はぐれ雲 海を彷徨うくじらのように 右へ左へ揺れ動く ふと瞳から流れ落ちた涙は 降りしきる雨に紛らせ誤魔化してしまえ まっすぐに景色を割いた梅雨前線 グレーの雲は、流れない 〝永遠〟が聞いて呆れる 巡り巡りゆく生死の狭間のこの世界 独り善がりな愛は、終わりだ .
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