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「はい」
ベランダにある白いベンチに座っているヒョンにマグカップを手渡す。
「ありがと。気がきくな。いい嫁さんになれそうだ」
柔らかく笑うヒョンは僕の唯一の理解者で、ゲームに夢中なヒョンの親友でもある。
「勘弁して下さいよ。どうみてもあっちでしょ。僕は可愛くないですから」
「俺は可愛く見えるけど?あいつの気を引こうと一生懸命になってるのとか見ると」
「あの人の鈍感さはユノヒョンにも負けませんから」
そうだったなぁなんて苦笑いしながらコーヒーを飲み干す。
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