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「喋れない?驚いたでしょ!!これも神だから成せるのさ!!」
うわーマジ引くわー。
てかいつまでにジョ○ョ立ちしてんだよ。
そしてこれを解いてほしい。
なぜなら貴様には志村!!後ろ!!後ろッ!!的なシチュエーションになってるから。
「ふふん?どう?ど―」
スパァン!!
乾いた紙の音が響き俺をおちょくってた神?が地面にひれ伏す、否叩き付けられた。
それをしたのは俺を喋れなくした辺りからずっと神?の後ろにいた翼を生やしたハリセン片手に持った美人だ。
この人はレイヤーか?
「申し訳ありません。私の名前はミカエルと申します。気軽にミカ、とお呼びください。あと一応あのバカの補佐をしています。」
ニコッとした笑みを見せてくれるミカさん。
「バカって…ミカリンひどいよ~」
「少し黙って下さいハゲ。そして死になさい滅びなさいハゲ。
悠生さん今バカの魔法を解除します。」
そう言うとミカさんは指を俺の唇にあて、右から左にフリックした。
するとどうだろう?さっきのが嘘のように口が思いのままに動くようになる。
というか何で名前知ってるんだ?
そして近い。俺は胡座で体制が固定されてるから必然的にミカさんは屈むわけで…谷間を拝見指せていただきました。
しかもミカさん下着を付けないのかあの突起もチラッとだけ見えた。
「ぷはーありがとう。助かったよ。ミカリン。」
「私のことはミカと呼んでくださいと言いましたが?」
ニッコリ笑顔のままスチャっとハリセンを構えるミカさん。
何だろう見せしめを目の当たりにしてるせいか冷や汗が止まらない。
だってあれは効果音こそギャグだったけど実際はギャグなんだろうけどそうとは言えないモノ。
要は見るぶんには面白いけど体験はしたくない。
「コホン…とりあえず霧山悠生さん。貴方は今の状況を把握していますか?」
いえ、全く。
「その顔を見るからに理解してないようですね。
では私から単刀直入に言わせてもらいます。
霧山悠生さん、貴方は死にました。」
あまりにも単刀直入且つ漠然的な一言だった。
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