豊聡耳命
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ただでさえ毎日遊びに付き合っているせいで業務が滞っているのである。今日こそなんとか片付けねばならない。 「妹子ー妹子ー、遣隋使ごっこしよう」 「僕がやったらごっこじゃないでしょう」 「だからこそ遊びに真実味が生まれるのだ」 「そもそも、今は仕事中ですから」 「アタシと仕事、どっちが大事なのよ!」 そんなアホなことを言いながら太子は妹子の手元を覗き込む。
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