―10年前―

2/16
1人が本棚に入れています
本棚に追加
/16ページ
真夏の夜空の下。 小さな川のほとりで星を見ていた。 「めっちゃ綺麗だね」 「だね」 「こうやって毎年見てるのに飽きないって不思議」 「ふっ」 そう言って蓮汰はキスをしてきた。 お互い目が合って思わず笑ってしまう。 「これも何回もしてるけど慣れないし、飽きないね」 「キスに飽きる、飽きないってあるか」 ポコッて頭叩かれる。
/16ページ

最初のコメントを投稿しよう!