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「また来年の夏も、再来年も、大人になっても見に来ような。」
「え~どうしようかな」
「なんだそれ!」
「だって蓮汰かっこいいでしょ?高校のうちはわたしとゆう守り神がいるから悪い虫は追っ払えるけど大学とか就職とかでそれぞれバラバラになったら…」
「ばーか」
今度はわたしのほっぺを思い切りつねってきた。
「うに…いだい…」
「俺は、ずっとお前だけ見てる。奈津しか好きにならないよ…何があってもずっと。」
ボスッ
ほっぺが痛くてほとんど身動き取れないけれど、力を振り絞って蓮汰を押し倒した。
「本当?それ本当?」
蓮汰はわたしをじっと見ているだけ。
「信じるよ?わたし信じるよ」
だんだん蓮汰の顔がぼやけてきた。
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