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「あ~暇だなぁ~」
せっかくの日曜だってのに休日出勤、ついてねぇなおい。
「心の中で言ったかもしれないけど全部口に出して言ってるよ」
「友達がいるだけましか」
頬杖を付きながら隣にいたのは俺より頭一つデカイ特徴の無い十七歳ののほほんとした雰囲気を持つ青年籠島諦(かごしまあきら)がいました。
年上の俺より背が高いとかどんだけだよ!くそ、羨ましいかぎりだ!
しかし『僕はやっぱり気づかない』まで実在してるとは本当驚きだよ。
こいつに会ったのはコロコロ買う時に対応した俺に対して『偉いね~中学生?』と聞かれて『十九だよ』と答えたらどんな反応したと思う?
『ええぇぇぇぇぇっ!!』
大袈裟に驚いたので起こる通り越して盛大に笑ってしまった。それがきっかけで仲が良くなってしまい友達になったのだ。
んで今日コロコロ買いに来たので話相手になって貰ってる訳でレジの内側の丸い椅子に座って会話してんのが今の状況。
「にしても本当暇だなぁ~客あまり来ないしあー早く一時にならないかなぁ……」
そうしたらあがれて遊びに行けるのにさ。
「後一時間だから我慢しなよ」
「でもさぁ暇な物は暇なんだよ、あぁーー!!何か面白い事ないかなぁぁーー!!」
ヒイィィィン……ヒイィィィン!
「!!」
嫌面白い事起こるのは望んだけど化け物出るのは望んでないんですけど。
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