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「健治、どうかしたの?」
「あ!嫌何でもない」
様子がおかしい事を読み取った諦が心配そうな顔をしたので笑ってごまかす。
こいつ変に鋭いから油断出来ないんだよな。
ヒイィィィン、ヒイィィィン!
いいや無視しとこ無視、俺関係無いし、モバゲーでもやろう。
「どうやら出たようですね」
「っておわあぁぁぁぁぁっ!!!」
「うわぁっ!!」
携帯を取り出そうとジーパンの後ろポッケに手を入れたついでに後ろを向けば赤色のスーツを着た黒髪のショートカットのスタイル抜群の美女がいました。
「何ですか、人を美女お化けみたいに」
「いきなり後ろにいたらそら驚くわ!!」
この人の名は花咲志保(はなさきしほ)二十三歳独身、外観はまんま「まかでみ」のエーネウスそっくりだ。
この書店の店長であり裏の顔はZECTやノーマンやBOARDみたいな化け物の対抗組織の司令官だそうだ。
俺がシュバイドに変身した所を偶然目にしてしまい正体ばらさない変わりに自分達に協力して欲しいとの事で雇われたのだ。
まぁ俺としては戦った後の後始末してくれるし戦って金貰えるなら良いかな~と思った訳で。
「全くいきなり現れるの止めてくれよ、諦何か椅子から転げ落ちたぜ」
親指で地べたに座り込んだ諦を指す。
「花咲さんが出たのも驚いたけど健治の悲鳴で落ちたからね」
さいですかすいません。
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