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「まぁそれは良いとして、見た所警告音がなった様ですが、行かないんですか?」
「俺関係無いし」
「あ!やっぱり鳴ってたんだ警告音」
ちっ!ばれたか。
「関係ないじゃありません、貴方の力を大いに役立てる機会じゃないですか」
「あれそんな良い力じゃないんだけど……」
「良いじゃないですか、鈍感でザコ主人公が苦戦しながら敵を倒すより自分の欲望に忠実で最強主人公の方が好かれますよ」
王道主人公嫌いだなこの人、まぁ俺も好きになれないし作者も王道主人公物語書けないし。
『ほっとけぇっ!!』
おや?何処かで馬鹿が叫んでる、ほっとこう。
「とにかく行って来なさい」
「え~~」
「百円あげますから」
「よし行って来ます!」
「安っ!!命懸ける戦いに行くんだよね!安すぎだよ」
嫌だって百円だよ百円、貰えるなら行くよそりゃ行く気になるさ。
あ!でも百円貰って帰る手もあるな。何て思ったら思考読み取られた様で。
「諦君、付いて行って貰って良いですか?すっぽかす可能性があるので」
「え?良いですよ、でも健治がサボる何てありえませんよ、ねぇ健治?」
「嫌当たり前だろ」
その眩しい笑顔で泣く泣く行く嵌めになりました。
笑顔止めて笑顔、サボろうとした自分が惨めに思えるから。
余談だが諦は俺のもう一つの顔を知っている、しかもあいつの幼なじみは俺を転生させた女神の知り合いの様で、
「正体ばらしても構わない」
とか変な許可貰ったその日にライダーである事はばれたが転生者の事は話してない。
だってあるのまま話したら痛い奴だと思われるからな。
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