第02話

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「耳栓でも持って来るんだったなぁ~」 打ち始め事約二分、弾切れになり脇から覗けば、焼け野原がありました。 「やり過ぎたかなこれ」 工場は半壊してるしガジェットの残骸らしき物は一つも見当たらない。 良し此処で名言を言おう。 「後悔もしてないし反省もしてない!!」 さぁ帰ろう、後始末は店長に任せてぱっぱと帰ろう。 そいや何時もなら直ぐに起動六課が来る筈なのに、今日に限って来ないとかどんだけ? サボりか?何て思ってた次の日出勤したら聞かされたのは驚くべき事実だった。 まぁあまり驚かなかったけどね。 「六課の面々がやられた?」 立ち読み防止の為に倉庫で本の紐付けしてた時に店長が言う。 そう言う大事な事って紐付けしてる時に言う事じゃないよなそれ、立ち読み防止の為に。 「ええ、犯人は黒いコートを羽織りフードを深く被っていた為顔は断定出来なかったそうです」 「それで?」 「まぁ貴方は何時も通り化け物退治に専念して下さい」 「へいへい」 紐付きしながら返事して手を休めない俺、偉くない? 「全く軟弱な部隊ですね」 小声で言ってるかもしれないけどバッチシ聞こえてるからね。 本当この人起動……じゃなかった特務六課嫌ってんだな。まぁ俺もリリカルなのはあんま知らないから良いけど。 「良し終わった、じゃあ休憩(ヒイィィィン……ヒイィィィン)タイミング悪っ!!」 何で一休みしようと思ったら化け物来るんだよおい!!
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